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聞いて納得、話してスッキリ!<サポート会員交流会>

平成31年3月8日(金)、糸島市健康福祉センターあごらの視聴覚室にて、サポート会員のスキルアップ講習を兼ねた、サポート会員交流会を開催しました。

 

今回の交流会は前回の顔合わせ交流会とは違って、サポート会員のスキルアップと普段の活動の中で迷うこと、不安なことをサポート会員同士で解消してもらおうという内容の交流会でした。

最初は、糸島市のお隣、福岡市の福岡ファミリー・サポート・センターの馬男木幸子所長をお呼びしての講演会。

実は、福岡ファミリー・サポート・センターは、24年前に国の補助事業としてファミサポ事業が始まったときに、一番最初に設立されたファミリー・サポート・センターです。

 

 孫のいない夫婦が「地域の子どもは自分たちの孫」と夫婦そろって援助活動を行っている事例、

 「この活動いいよ!楽しいよ!」とサポート会員さんがマンション中にお勧めし、マンション中に活動の輪が広がっている事例

 親が忙しく子どもに構えないため、気持ちが荒れて不登校気味になっていた子どもが、サポート会員さんと一対一で関わることで精神的に落ち着いてきた事例

 

「援助活動は過度な負担がかからないこと、安心して活動できることを基本にしている。活動に携わると、自分の考えと違う親に遭遇することもある。しかし、あくまでも子どものためのお手伝いと考え、地域で子どもを育てるために一歩引いて、おねがい会員の心に寄り添い、力を尽くしてほしい」

 

聞いているだけで心が温かくなるような様々な事例をご紹介いただき、また、サポート会員としての一番大事な「心構え」についてのお話。新たに援助活動の可能性を見いだせた講演会でした。

 

次に、実際に援助活動を始められているサポート会員さんお二人からの事例報告。

まだ援助活動を行っていないサポート会員さんへ向けて、実際に行ったことをとても詳しくお話して下さり、活動中の楽しそうな子どもたちやサポート会員さんの様子が目に浮かぶようでした。

また、報告を聞く会員の皆さんのお顔にも自然と温かな笑みが浮かび、「事例報告、もっと聞きたかった」「実際の事例を聞いて、こんな準備をすればいいんだと参考になった」などの声が聞かれました。

これからも折に触れて、援助活動を行った会員さんの声をどんどんお届けしていけたらと思います。


最後のテーマトークは、「預かりのときこんなことやってみたい」をテーマにグループごとに話してもらいましたが、あっちのグループでは、お孫さん談義、こっちのグループでは、子どもを預かるときの冬の暖房について…など話も広がり、皆さん、援助活動について普段から思っていることや不安なことを思い思いに話し、大いに盛り上がりました。

最後の「必要以上に、いらんことをせん!肩の力を抜いて…」「赤ちゃんの泣き声などで迷惑をかけるかもしれないので、ご近所さんにも事前に自分の活動への理解を得ておく」などベテランの経験者からのお話に、スタッフもハッとなる、とても有意義なテーマトークとなりました。

今後も、会員さんの声をお聞きしながら、いろいろな講習会、交流会を企画していきたいと思います。

次回の交流会へのご参加、お待ちしています。